平成30年度

 

 

 

 

 

 

 

 

・指定介護老人福祉施設

・短期入所生活介護

・通所介護

・訪問介護

・居宅介護支援事業所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★   も く じ   ★☆

 

はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

 

1 基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

 

2 運営方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

 

3 事業方針

 

〔1〕 「指定介護老人福祉施設」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

〔2〕 「指定居宅サービス事業」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    

T〔短期入所生活介護〕(ショートステイ)・・・・・・・・・・・・・・5

    

U〔通所介護〕(デイサービス)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

    

V〔訪問介護〕(ホームヘルパー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

 

 〔3〕 「指定居宅介護支援事業」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

 社会福祉の理念である個人の尊厳を理解し、最良な日常生活を営む事ができるよう支援いたします。

 法人が運営する各種事業の健全な発展、社会福祉の増進に努め、利用者に対しては親切丁寧を旨とし、言動は細心の注意を払い、利用者の信頼が得られるよう常に努力いたします。職務の社会的責任を自覚し、互いに協力し、職場の秩序に努めます。

 理念を遂行するにあたり社会福祉法人わたらせ会の役員等の皆様をはじめ、地域民生委員並びに地域住民の皆様のご理解ご協力を頂きながら、入居されている皆様が地域社会の一員として、安全で安心した生活が送れるよう職員と共に一丸となって努力してまいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成30年度サンライズさかいの基本方針並びに運営方針

 

1.基本方針

 わたらせ会の理念である各種事業の健全な発展と利用者の尊厳を保持し、自立した生活を営む事ができるよう支援していきます。利用者に対しては、親切丁寧を旨とし、利用者の信頼を得られるよう常に努力いたします。

 地域の皆様のお声を十分に傾聴し、幅広い福祉の分野で地域社会へ貢献できる施設、暖かな人のぬくもりと笑顔の集まる施設を目指します。

 また、マンパワーの専門性を高めていくと共に、個々の要望に応えられる体制を整えるよう努力邁進してまいります。福祉の理念を施設全体で共有し実現する事を基本として以下8項目を運営方針として掲げます。

 

2.運営方針

 【1】個人の尊厳

   誠実な対応、思いやり、温かさが感じられる介護を実現すると共に、利用者の意向を尊重し、心に寄り添い利用者に安心して生活して頂ける環境を整えます。

   利用者の能力に応じ、可能な限り自律した生活を営む事ができるよう支援させていただきます。

 

 【2】個別ケアの確立

   利用者、家族が求めているサービスや生活に対する意向を職員が共有し、ケアプランを軸にチーム力を発揮し、多職種協働による個別ケアを実現いたします。

 

 【3】利用者の健康維持

   医務を中心に利用者の状態の変化を早期発見し、迅速な対応への取り組みを更に強化し病状の悪化を防ぎます、多職種と連携を図り利用者一人ひとりの健康をチーム全体で考え健康管理に努めます。

 感染症が発症しないよう感染症への理解を深め、職員一丸となって予防に努めます。

 

 【4】職員の資質の向上

   丁寧な介護を実践し、求められるサービスにお応え出来る様、施設内の研修を行い、職員一人ひとりの力や意欲が向上し、スキルアップに繋がるよう育成に力を入れていきます。研修については年間計画を立て、実践してまいります。

 

 【5】地域との連携

   地域に於いての役割を理解し、今後も催し事に積極的に対応し取り組んで参ります。

福祉施設として今後も信頼され、充分な役割が果たせるよう邁進いたします。

地域の皆様とのコミュニケーションを大切に致します。

 

 6】他部署との連携

   各部署との連携を強化し、情報を共有することで統一したケアを実践してまいります。又、報告、連絡、相談を徹底し質の高い介護が切れ目なく提供できるよう支援してまいります。

 

 

 【7】職員の共通認識

   職員は誠実に勤務し、互いに協力し信頼関係を築き、職場の秩序を遵守いたします。

  職員間互いに尊重し、常に謙虚な気持ちを忘れず利用者の心に寄り添う介護を実践いたします。

 

 【8】ケアハウス

   生活の中に運動、レクリエーションを取り入れ、生活の活性化を図り、精神機能、身体機能が維持向上するよう支援してまいります。

  年間を通し外出の機会を計画し、季節を感じて頂き、生活に楽しみや生きがいを持って頂けるよう支援させていただきます。

   入居されている皆様の声には傾聴し、安心して過ごして頂ける体制を整えます。

 

1指定介護老人福祉施設

〔特別養護老人ホーム〕

1.事業計画

今年度は特に入院者を減少させる。そのために、入所者のニーズ・身体機能に適した対応をし、

 体調不良等の早期発見、早期治療に努める。

また、そのために各職種ともその職種の知識を深め、業務を全うする。

 「介護をしている」ではなく「介護させて頂いている」ということを再認識し、基本を忘れず、入所者一人ひとりと懇切丁寧に接する。

 

2.事業方針

生活支援:リハビリ体操 口腔リハビリ 週間レクリエーション 月間行事

年間行事:秋祭り 敬老祝賀会 忘年会 ビアガーデン バザー など

地域交流:秋祭り シルバーサロンへの協力参加 ボランティア受け入れ

 

3.目標

(1)健康管理

 ・今年度は、インフルエンザ等の感染症の予防を徹底し入所者の体調管理に努める。また入所者

  の高齢化が進むなか、日々の様子を観察、把握し体調不良者の早期発見を目指す。

 

(2)事故防止への取り組み

 ・事故検討委員会は、ひやりはっとの重要性の理解を職員全員へ周知する。

 ・事故が起きても重大な怪我(骨折など)にならないよう工夫し、対応する。

 ・リスクマネジメントをしながら、各職種協働し、入所者一人ひとりに安全な環境を作る。

 

(3)各職種間の報告・連絡・相談

 ・スタッフミーティングやケース会議だけでなく、随時他職種間で報告・連絡・相談が出来るよ

うな環境を整備し、入所者に必要な対応が速やかに行われるよう努める。

 ・居室担当者が中心となり情報を発信していくことで他職種と検討し協働する。

 

(4)職員教育

 ・生活相談員・介護リーダーは介護職員に対し、現場での業務の中で、施設内研修等、知識・技術・姿勢の向上に努める。

 ・介護職員は、互いに注意・アドバイスをし合い、切磋琢磨し自身の向上に努める。

 

(5)生活機能、維持向上に向けての取り組み

 ・個別機能訓練を検討し実践していく。

 ・居室担当者が担当入所者の心身の状態を把握し、状態・ニーズに沿った対応を行うことで残存

  機能の維持向上に努める。

 ・日々の体操、レクリエーション等において身体・精神機能の活性化に努める。

 

(6)感染症予防の取り組み

 ・福祉施設の職員であり、高齢者と接するという自覚を再度意識し、職員一人ひとりが感染症を

  意識し予防に努める。

 ・感染症対策委員会を中心に、施設内研修等を開催し職員に正しい知識の指導を行う。

 

(7)防災安全対策

 ・防災マニュアルにより訓練を実施し、突発的な災害や火災においても対応できるよう施設全体

  で意識し、協力体制を強化する。マニュアルを周知するよう防火管者より指導する。

 

(8)節電・節約、

 ・入所者に影響が無い範囲で、節電に努める。

 ・職員の技術を向上し、マンパワーで代用の利くことは無駄な物品購入は行わない。

 ・既存の物品を大切に使用し、少しでも長く使用できるように努める。

 ・物品管理係を中心に在庫品の管理を行い、無駄な発注を控える。

 

()苦情への取り組み

 ・苦情の内容については真摯に受け止め対応する。入所者、家族の思いを共有し速やかに対策を

  練り、改善に向け取り組む。内容については職員に報告し再発防止に取り組む。

 

看護について

・利用者様の健康管理に留意し医師との連携を速やかに行い早期治療・対応を目指す。場合によっ

 ては、自ら状況判断し、医師に積極的に働きかけて行く。

・感染症予防、褥瘡発生予防に関しても、施設全体で取り組んで行く。

・看取りに関して、適切な時期に開始できるよう配置医師や他職種と連携して取り組んで行く。

・個別機能訓練加算の習得に向け、医務全員が協力し実施に取り組んで行く。

 

施設介護支援専門員として

・利用者の身体状況、心理面、社会的状況やご家族の状況等多くの情報をアセスメントする。

・そこから導かれた解決すべき課題やニーズを把握し、利用者様のニーズに沿う支援やサービス計

 画書を作成する。

・他職種による意見調整の場として担当者会議を開催し、専門的な視点で検討調整し、認識を共有

 する。

・サービス計画書の作成は、言葉を具体的に個別的な表現に置き換える事、利用者様、ご家族様に

 分かりやすい言葉で表現し説明する。

・目標達成にむけ各職種と協働し、適切に評価を行って行く。

 

 

 

 

口腔管理について

・口腔衛生管理を行い、「食べる喜び」「生きる喜び」「発声・発語」「表情」等を通し、日常生

 活を支え尊厳を維持して行く。

・口腔衛生は栄養状態や抵抗力の低下に起因することから口腔を清潔に保つ事で肺炎の予防、全身疾患を良好に保って頂けるよう支援して行く。

・可能な限り経口摂取が維持できるよう、残存歯の維持や義歯装着により咀嚼能力が維持できるよう口腔管理を行って行く。

 

栄養管理について

郷土食や季節感のある献立を提供して行くと共に、給食会議を開催し、情報を収集、利用者の希望を反映した献立になるよう努め、残食の軽減を図る。

・各職種からの情報を収集し、栄養状態やニーズを把握し摂食、嚥下障害に応じた食事が提供できるようにし、口から食事を取ることが継続できるよう支援する。

・新規入所時、再入所時には、医療機関連携して情報収集を行い、栄養、食事の調整を行う。

・療養食の提供については、様々な身体的疾患に合わせ、疾病治療の直接的手段として医師の発行する食事箋に基づいて食事の提供に対応する。

・部署内の連携を図り、新メニュウを考え、利用者様に食事に関心を持って頂けるよう努力して行く。

 

2〕指定居宅サービス事業

T 〔短期入所生活介護〕(ショートステイ)

1.事業計画

・利用者が在宅での生活が継続できるよう、利用者の状態に把握に努め、利用者の施設の生活

 状況を報告し、ご家族、ケアマネジャーとの連携を図り情報を共有する事で、より良いサー

 ビスの提供に努める。

・生活暦や身体状況、病歴等事前調査を行い、情報を職員全員が共有し、質の高い統一したケ

 アーが提供できるよう努める。

・日々の稼動を意識し稼動グラフをもとに前もって予測し、営業活動に力を入れ稼動率を向上

 させる。

 

2.事業方針

 利用者の安全に配慮し、安全なサービスを提供すると共に、ショートステイに、楽みを持って頂けるような取組みを行う。また、残存機能・生活機能等の向上に繋がるよう、担当ケアマネジャーと協力しご家族の介護負担を軽減すると共に、利用者に安心して生活して頂ける環境を整える。

 

3.目標

・30年度は介護報酬の改定により、介護サービス費が1.2%〜から2.5%の減収となる

 ため、サービス内容の充実、各居宅への営業活動を継続し、平均的に利用者の増員を計ると

 ともに、特養の空床ベッドを有効活用し、利用者や家族の希望には答え、家族の介護負担軽

 の軽減を図る。

・他事業所のケアマネジャーや他のサービス事業所と協力し、統一したケァーが出来るよう連

絡を密に行う。

・定期的に利用して頂ける利用者が確保できるよう、サービスの充実化を図り、他事業所との

 連絡を密に行い、利用人員の確保に努める。

・荷物の忘れ物には充分注意し、荷物のチェック機能の充実を図る。

 

 

 

U 〔通所介護事業〕(デイサービス)

 1.事業計画

 ・利用者が可能な限り在宅においてメリハリのある生活を維持できるよう支援し、身体機能・

  精神機能の向上及び、自宅での引きこもりを予防して行く。

 ・外出の機会を持つことにより、孤立感の解消及び意欲の向上に繋がり、生活全体が活性化

するよう取り組む。

 

 2.事業方針

・利用者の希望や要望に傾聴し、個々にあったサービス提供に努める。

・安全に配慮し快適なサービスを提供すると共に、楽しみを持って頂けるような取り組みを行  

   う。

・ケアマネジャーとの連携を密にし、利用者の状況の把握に努め、質の高い介護サービスの

   提供に努める。

 

 3.目標

 ・30年度は、介護報酬が実質マイナスになる事を踏まえ、利用人員を増加し、前年度と同様な

  利益を確保したい。

 ・利用者のニーズを職員全員が把握し、信頼、安心、安全な心に寄り添う介護を行って行く。

 ・施設内研修を定期的に行い、職員全員が知識を高め質の高いサービス提供に努める。

 ・レクレーションのマンネリ化を防止するよう職員全体が意識し、新しいレクレーションを積極

  的に取り入れる。

 ・他職種との連携を密にし、更なるサービスの向上に努める。

 ・毎月新規利用者の獲得を目指し定期的な営業活動を実施する。

 ・平均17名〜18名の利用人員確保を目標とし、現利用者の継続利用に努める。

 ・物を大切にし、経費の節約、節電に努める。

 

 

V 〔訪問介護事業〕(ホームヘルパー)

1.事業計画

 ・居宅介護支援事業所の介護支援専門員に働きかけ、新規利用者様を獲得する。

・通院等乗降介助を開始し、今までとは異なるニーズの利用者様へもサービス提供を行えるようにする。

 ・ショートステイ、デイサービスなどと情報共有し、新規利用につなげるよう努力する。

 

 

 

2.事業方針

 ・正職員・登録ヘルパーとの稼働回数を常時精査し、利用者に対し、安心、安全な介護体制を確

  立する。

 ・登録ヘルパーを含む訪問介護職員のモチベーションを維持し、利用者のケアの質が低下しによ

うにする。また研修の機会をもち、介護技術の研鑽を図り、質の高い介護サービスを提供し

  て行く。

 

3.目標

・担当ケアマネとの連携を図り、利用者に満足していただけるよう努力する。

  ・予防利用者のサービスについての不透明さを勘案し、要介護利用者のサービスを増やしていけるよう努力する。

 

〔3〕居宅介護支援

〔居宅介護支援事業〕

 1.事業計画

・個々の利用者に適したサービスを適切にプランニングし、自立支援に向けた内容のプランを作成する。

  ・介護サービス・保健医療・地域サービスを適切に利用できるよう支援する。

  ・利用者、家族、地域、各サービス事業所において信頼される事業所を目指す。

 

 2.事業方針

  ・研修等で得られた内容は、部署内で共有し、業務に活かす。

  ・利用者・家族には、親切、丁寧をモットーとし、信頼を得る。

  ・苦情等は、謙虚に受け止め、迅速に対応、再発防止に努める。

・他部署との連携強化に努め、報告・相談・連絡を徹底する。

 

 3.目標

  ・各地域包括支援センター、医療機関との連携を図り、今まで以上の委託や依頼を受けていくこととする。

  ・介護支援専門員としての資質向上、専門的知識、技術向上を目指し、研修等に積極的に参加する。

  ・サービス事業所と連携を密にする事で、取り組んでいる活動やアピールポイントを

   把握し、利用者拡大を目指して行く。

  ・日々過酷な感情労働に携わる職種である事から、ストレスを抱えず心身の健康管理

   に十分配慮した職場作りを心掛ける。

  ・報告・連絡・相談の徹底。